人文学部とは

【目次】

・学部長挨拶

・人文学は自分学

・人文学の3つの領域

・学びを深める10の研究講座

・教員紹介

 

学部長挨拶

 

東海大学人文学部長 川崎一平

人文学部では、自由な学びを通して「自分らしさ」を磨きつつ、
多様な人々と共感し、協調できる力を養っていきます。
人文学部で、深く「人間」を知り、あなた自身のもつ力を高めていってください。

人文学部は、あなたの夢の実現を全力で応援します。
富士山を望み駿河湾に臨む静岡キャンパスでお会いしましょう。

結論。いまこそ人文学。

 

 

人文学は自分学

 

新時代を生きるための新しい学びが、ここにある。

JImBUN

人文学は自分学。

東海大学で学ぶ人文学とは。

人文学を皆さんはどのような学問と捉えているでしょうか?
本来、人文学とは哲学、歴史 ・文化学、人類学などを通して、
人間の本質・本性に関する研究を行い、人間が持つ価値観を考える歴史のある学問体系です。
東海大学人文学部はその根幹を受け継ぎながら、
これからの社会で必要とされる多面的なリベラルアーツ(教養)を展開します。
自分のスタイルを大切にしながら社会に貢献できる人材を育てる、それが東海大学の人文学です。
人文学は自分学。

 

 

人文学の3つの領域

 

幅広く学ぶ3つの領域 発想力を生み出す応用科目

 


それぞれの領域から自分自身の興味・関心を持った科目を選択することで学びの幅が広がります。
複数の領域を横断して科目を組み合わせることで、学びをさらに面白くすることができます。

 

 

学びを深める10の研究講座

 

あなただけのカリキュラム

研究講座とは、特定のテーマのもとに複数の科目をセットにしたものです。
いくつかの研究講座を自由に組み合わせてカスタマイズ。
自分らしい学びをつくりあげていくことができます。

 


〈海の文化と環境〉講座

海洋考古学、人間と環境、海洋資源論、
国際海洋論、駿河湾学

 


〈食文化とライフスタイル〉講座

フードコーディネート、ローカルフード、
食と環境、食文化論

 


〈国際社会と多様性〉講座

世界の文化とグローバリズム、生活様式論、
グローバル時代の人間学、言語と社会文化、ことばと論理

 


〈アート&パフォーマンス〉講座

文化と現代メディア、エンターテイメント産業論、
身体論、情報発信とソーシャルメディア、映像表現論

 


〈日本の文化と歴史〉講座

日本人論、人類学、考古学、日本文化史

 


〈古典の人間学〉講座

アジアの思想、生と死の文化史、神話と美術、
言語表現論、人文思想

 


〈経済とビジネス〉講座

現代ビジネスと法、財務会計論、公共政策論、
インターネット社会と知的財産、
経済学、データサイエンス入門

 


〈地域文化と共創〉講座

ミュージアム論、地域アーカイブ、地域文化論、
地域環境論、地域産業論、コミュニティ創造論

 


〈観光とホスピタリティ〉講座

地域観光論、ウェルネスとセラピー文化、
観光人類学、インバウンド・コミュニケーション、
人間と健康


〈共生の人間学〉講座

生き物文化誌、多文化の共生、自然環境との共生、
クリティカル・シンキング、メディアリテラシー

 

 

 

 

教員紹介

 

人文学部には、人間と文化に関する多様な分野を専門とする
教員が集まっており、研究対象も研究方法もさまざまです。
文献解読、資料の分析、フィールドワークなど、それぞれの研究の特色を活かしながら、
学生一人ひとりの学びをサポートします。

 

 

恩田 裕正 H.Onda

恩田先生

中国哲学 朱子学

朱子学を研究しています。前近代の遺物?と感じるかもしれませんが、朱驀と門弟たちの問答を編纂した『朱子語類』には、思想的なことはもちろん、今の教師も言いそうな訓戒や本の読み方の話題なども出てきますよ。

川崎 一平 I.Kawasaki

川崎先生

文化人類学 太平洋民族誌

パプアニューギニアでのフィールドワークから、多様で柔軟な生活スタイルが見えてきました。職業的専門家もなく、一人ひとりがマルチプレイヤー。そのような生活スタイルって、未来志向社会とは思いませんか?

斉藤 雅樹 M.Saito

斉藤先生

地域振興 観光・温泉文化
環境保全・災害対応

温泉地をはじめとする地域振興と社会実装を研究しています。自然環境、歴史・文化、食、温泉などの個性的な地域の「宝」を掘り起こし、魅力を表現し、社会で役立てるにはどうすればよいでしょう?

関 いずみ I.Seki

関先生

漁村社会学 地域計画

漁村は男性社会というイメージがありますが、仕事の場でも、くらしの中でも、女性たちの役割は重要です。女性たちのネットワークづくりの実践を通して、地域社会における女性のエンパワーメント支援を行っています。

大久保 彩子 A.Okubo

大久保先生

環境政策論 国際関係論

南極地域の非軍事化と国際科学協力を進めるために締結された南極条約のもとで、南極の環境保護や資源管理のための国際協力の体制がどのように構築され、日本がどう対応してきたのかを研究しています。

木村 淳 J.Kimura

木村先生

水中・海事考古学
水中文化遺産管理保護

海洋考古学が専門です。沈没船遺跡から歴史の解明を目指しており、自著では遺跡から分かることを解説しています。解明した造船技術は、九州国立博物館に展示されている遣唐使船模型に反映されています。

日下 宗一郎 S.Kusaka

日下先生

自然人類学 骨考古学
同位体人類学

縄文時代の古人骨や抜歯の風習を研究しています。遺跡から考古遺物とともに発掘される骨や歯に含まれる元素の安定同位体を分析することによって、当時の人々が食べていた物や、生まれ育った場所が分かります。

瀧川 郁久 I.Takigawa

瀧川先生

仏教文献学 古代インド思想史

サンクリット語で書かれた古代インドの仏教文献を研究しています。研究では、おもに人間の認識や心理に関する学説を扱っていますが、授業では、神話や伝説、文学、美術、言語なども取り上げています。

 

丸山 真史 M.Maruyama

丸山先生

動物考古学 環境考古学

犬や猫はいつから日本にいた?今ではペットとして当たり前の存在ですが、犬や猫などの動物は、人類とどのように歩みを共にしてきたのでしょうか。人間と動物の関係の歴史や文化を研究します。

村山 勝 M.Murayama

村山先生

体育学

皆さんはスポーツを「する」ことが好きですか?また「みる」ことはどうでしょう?私はこうした「する・みる・支える」などを学ぶ体育学を専門としています。また、各種マリンスポーツ実習も実施しています。

 

小林 孝広 T.Kobayashi

小林先生

社会人類学 環境社会学
地域研究

専門は馴染みのない世界(異文化)を研究する文化人類学です。学生たちと地元の無人販売の調査をしています。三保にはなぜ多くの無人販売所があるのでしょうか?また、無人販売の社会的意味とはなんでしょうか?

サリバン スーザン S.Sullivan

サリバン先生

応用言語学
クリエイティヴ・ライティング

With a focus on communication,creativity and autonomy,I hope that students can connect with the wider world in ways that foster ownership of language and learning.

 

高塚 千広 C.Takatsuka

高塚先生

食と生物学 生活科学
植物生理学

日本の伝統的な食文化、すなわち和食を次世代に伝承するための研究を行っています。また、植物が温度や光などの環境変化にどのように馴化するのか、植物の環境応答に関する研究を行っています。

藤田 実季 M.Fujita

藤田先生

舞踊学

Dance for Allの考えにたって、ダンス(身体)を手段とした豊かな表現力やコミュニケーションを育みます。日常生活に還元できるクリエイティブな教育を目指し、舞踊・身体言語について研究しています。

川越 学 M.Kawagoe

川越先生

マラソントレーニング学 
健康学

陸上競技の長距離を専門にしています。走ることは単純に見えますが、実際にはその奥深さがあります。練習、メンタル、休養など、バランスが必要です。そして、競技力向上させるには、選手の人間性が最も重要です。